心の健康

 

 

心トレのススメ

 

心も体と同じようにトレーニング ストレッチ 休息が大事だと思います。
トレーニングはどうするのだろう?

 

毎日の些細なことにも感動する感受性を磨く事

 

 

「強制収容所から奇跡の生還を果たした「夜と霧」の著者フランクル先生は
強制労働中に水たまりに映った冬の枯れ枝を見て レンブラントの絵みたいだなと思ったそうです
ましていわんや 大寒の空に凜として光を放つ満月や冬の今まさに朝日が昇ろうとしている深いオレンジ色の東の空を眺めたら何と思うのでしょう?
このフランクル先生の感受性の深さを知ったとき今まで当たり前の様に見えていた風景が神々しく感じられてきました。
フランクル先生はそういう些細な事に感動する人が生き延びたと書いています。

 

そのフランクル先生の生き方に触れ共感を覚えた五木寛之氏が語っています。
人生というものは悲しみや辛いこと 不条理や納得のいかない事に満ちていると思います。
その中で思いがけなく夜空に輝く星や地に咲く花の美しさ、そして思いがけない人の優しさに触れる瞬間を持てるというのは
本当に幸せなこと。そこで得たささやかな幸せを胸に愛を持って人に接する事ができたらいいですね。

 

 

 

毎日一つ面白いことを見つけ笑い合うこと

 

フランクル先生の話の続きです。
先生は収容所の中で仲間に「一日に一つ何か面白い話を考えてお互いに笑い合おうじゃないか」と提案して実践していたそうです。
冗談などとても考えられないような悲惨な状況下で魂を振り絞るようにして滑稽な話を考え続けたといいます。
このエピソードに大変感動した五木寛之氏は講演でよくこの話を紹介しているそうです。
五木氏「ギリギリの局面でもユーモアを忘れないような心のゆとりがとても大切だということです。フランクル先生がそういう精神の持ち主だったことも奇跡の生還を
果たす上で大事な役割を果たしたのではないかと思いますね」

 

私がこのお話を聞いたときもう一つ大切な点があると思いました。
それは 「仲間」「笑い合う」という 自分以外の人の存在です。
人は一人では生きていけません。それは物質的にも そうして精神的にも・・
笑い合う仲間がいるから面白い話を見つけようとする。・・

 

だから家族・友達・公園で会う人・職場の同僚・・ 自分にとってかけがえのない人達 
大切にしたいと思っています。