月別アーカイブ: 2022年2月

おじいちゃんが私に気を遣ってくれた

 

 

 

 

 

私 寝落ちしてた!

いつものように夫と父と私の3人で夕ご飯を食べて
いたときの事だった・・・

父が突然こう言い出した

父「えりさんは夕べは機嫌が悪かったかい?」

私「えっ? どうしてですか?」

父「なんか知らんが急に下を向いて 何もしゃべらなくなってしまったから・・」
私「・・・・・(あっ!私寝落ちしてたんだ)」

夫「お母さん 寝てたんだよ」と説明してくれた

ちょっとほっとしたように・
父「そうか それなら良かった わしがまた何か変なことを言って気分を悪くしたのかと思って・・」

えっ おじいちゃんが私に気を遣っていたなんて
そんな発言今まで聴いたこともなかった私はびっくりした。

夫は「今までもよくあったよ」

電話してて急に声がしなくなったと思ったら
寝てたり・・と昔の話を暴露している

人に気を遣うこと そしてそれを口に出すこと

父の言動は確実にしっかりしてきた

そして 居なくなったおばあちゃんに会いたいという思いが伝わってくる

おばあちゃんがいなくなったお話はこちらから見れます→

私は提案した

「おじいちゃんとお父さんと私で おばあちゃんを迎える 

プロジェクトチームを作りませんか?」

父「???」

私「まずは体の弱っているおばあちゃんがどうしたら生活出来るか それぞれが役割分担して考えるというのはどうでしょう」

父「そんなに悪いのか・・」

本当は おじいちゃんが優しい言葉をかけてあげるのが一番ですよと言いたいのをぐっとこらえて 

私「皆で 自分が何ができるか 考えてみませんか?」
父「・・・・」

さあこれからおじいちゃんがどう動くか・

楽しみになってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

密室の怪事件

 

 

 

 

 

 

猫が2階から飛び降りてきた

「ただいま-」誰もいないのは分かっていたけど

元気よく玄関の戸を開けて入ってきたときのことだった。

我が家は玄関を入るとすぐ右手に2階に上がる階段があるのだが
その2階から 何かが勢いよく降りてきて私の目の前を通り過ぎて行った

「ぎゃー!」
誰もいないという前提でいた私は気絶しそうなくらいびっくりした。

しかも家の中にいるはずもない最近我が家の周りに良く出没する 

大きな白い猫だった。

相手も相当驚いたらしく部屋のガラス窓から逃げようとして必死で飛び上がっている

窓越しに見ているのとは違い目の前で外に出ようとしている猫の大きいこと

猫や犬が本来苦手な私は「きゃー きゃー」言いながら 
大きなガラス窓の戸をやっとの思いで開けて

「こっちから 出てって!」と叫んだ!

やっと出口に気づいたその大きな白い猫は 脱兎のごとく飛び出して行った。

ドキドキハートを感じながらも次に私が思った事・・

「どこから入ったのだろう?」

そして家中の戸を確認した。

何とどの窓や戸もしっかり閉まっているではないか・・
「???」
密室の殺人事件というのは名探偵コナンでよくある話だが
まさに密室の野良猫侵入という怪事件が発生した!

そして おじいちゃんと主人と3人の夕食の時
今日の怪事件を話した・・・

そこで謎は解けたのだ・・・

最初は「そうか・・」と人ごとの様に聴いていたおじいちゃんだったが

次の瞬間 「あっ!」という表情の変化を私は見逃さなかった。

「おじいちゃん何か心当たりでも?」

いつもは頑固なおじいちゃんが 今日は素直に
「犯人はわしじゃ・・」と白状した

我が家は母屋とおじちゃんが住む離れを主人がDIYで松の廊下のような渡り廊下を作ってくれ、それが架け橋となっている。

そして何か用事があるときはその渡り廊下をおじいちゃんは杖をコツコツとつきながら母屋に来る。

今日は新聞を取りに母屋に来てその時に出入り口の戸を開けたままにしていたらしい。

2時間くらい経ってまた用事で母屋に来たときに戸が開けっぱなしになっている事に気づき閉めたという事だった。

その白い大きな猫はその間に家の中に入り そして戸を閉められて出るに出れなくなって家の中にいたんだと

名探偵コナンチームは結論づけた。

「それは すまんかったのう」今日はやけに素直だ

主人は続ける・・「今度は仲間を連れてくるんじゃないかなあ・・」
「それは絶対 いやー!」と叫ぶ私

「えりさん 悪かったね 今度はしっかり閉めるからなー」
「おじいちゃん頼みますね」

ちょっとしょげているおじいちゃんが なんだか可哀想になって

「でも 昼間おじいちゃんが 離れに居てくれると思うだけで 留守にしていても安心していられるんですよ」
と言うと

「そうかー じゃあお休みなー」と松の廊下をコツコツ音をさせながら おじいちゃんは離れに戻って行った。

後ろからついて行って部屋まで見送る時かなり背が丸くなってきた背中をさすって

「今日は少し背が伸びた感じですね」という私に

「えりさん ここでいいでね おやすみ・・」

今日も無事に終わって良かった
おじいちゃんのおかげで エピソード満載な毎日に夫婦の会話も増えた気がする。

 

 

 

私のOTマインドに火がついた

 

 

 

 

 

3人の生活のスタート

おじいちゃんが退院してきて,私たち夫婦と3人の生活が始まって2週間が経った。

だいぶ生活のリズムが出来てきたと思った頃 コロナワクチン接種の日がきた。
私はおじいちゃんを車に乗せて接種会場であるクリニックに行く事になった。

その道中のこと・・

脇道に入ろうとして私の車が通り過ぎるのを待っていた車に
私はどうぞお先にというようにパッシングで合図した。

 

それを知らないおじいちゃんは 前方からこちらに来る車に向かって
「早く行け!」と叫んだ。

(何をそんなに焦っているのだろう? 時間はたっぷり余裕を持って出かけてきたのに・・)

そして交差点で右折するために、流れが止まるのを待っていた時、
「車が多いな!」と怒った様に誰に言うともなく大声を発する。

(私の車は軽で小さいので 近寄ってくる車が怖く思えたのかな?)

その時 私はすべてを悟った。

これだ!

このおじいちゃんの言霊の悪さにやられたおばあちゃんは

そばに居ることを拒絶してしまったんだ。

 

おばあちゃんが行ってしまったいきさつは こちらから→

 

今までならお舅さんにもの申すなんて事はなかった私も
これが今から一緒に暮らす人かと思ったら 悲しくなった。

そしてその言霊の悪さがおじいちゃん自身にもいい影響があるはずはないと

とっさに
私「お父さん 今日はお父さんを乗せているから 私も安全運転で行きますよ。
  道路は譲り合いで 安全だから・・」と

父「そうか・・」 少し声のトーンが落ちてきた

そしてその瞬間に43年間OT(作業療法士)として働いてきた私のOTマインドに火がついた。
目標「おじいちゃんの言霊を良くする」

私の今まで培ってきた経験を総動員しておじいちゃんの言霊をよくして 

心も体も健康になってもらおう。

一番難解な事例は 一番身近にいた。

そして 無事にワクチン接種が終わり 帰り道
私「今日は歩きがしっかりしてきましたね。」

父「そうかな 自分じゃ分からんけど」

私「この前はこの坂で 息が切れてたですよね」

父「そういえば そうかな・・」
私「昨日少し散歩に行ったからじゃないですか?」

父「そんなもんで変わるのか?。」

私「お父さんそんなもんで変わるんですよ。私もずっとそういう仕事してるから
  分かるけど ちょっとしたことで変わるらしいですよ」

父「そうか・・」

いつもは混み合うことで有名なそのクリニックだが 今日は誠にスムースに終わり

帰りの車の中 おじいちゃんは楽しみにしていた卓球の試合がまだ見れそう
な時間に家に着いたことに満足して 珍しくこう言った。

父「今日は調子よく来れたな・・」と  (おっ 前向きな言葉がでたぞ!) 

すかさず 私「お父さんがいつも頑張っているから 神様がそうしてくれたんじゃないですか・」と言うと 

何と何と そんな表情今まで見たことのないほどの笑顔と声で

父「えりさんも嬉しい事行ってくれるじゃないか!」

もしかしたら今までおじいちゃんてあまり人から褒めてもらったことが

ないのかなと思った。

よしこの褒め褒め作戦で行ってみよう!

かくして私のおじいちゃんリハビリ大作戦は いよいよスタートした。

 

心のチューニングの話に共感した方からメッセージが届きました

 

 

 

 

 

 

心のチューニング

先週の木鶏(もっけい)クラブハウス(2022/1/27)では武田双雲氏のお話をお届けしました

その中で 私が一番好きな箇所としてお伝えした箇所が双雲氏がいつも心懸けている心のチューニングの話しでした。

双雲氏は書には自分がそのまま出る。だからその時繕ってもダメ。日頃から心を整えておく努力、習慣が大切だと話されています。

「すべてに感謝」書道家:武田双雲|木鶏クラブハウスより

そして今日 そのクラブハウスに参加されていた方から 

メッセージが届いたのです。

今度のクラブハウスでは 皆であの「心のチューニング」の話の談義をしませんか・・

先週の話に共感してくれた方がいる。もう少し皆でシェアしたいと思って居る方がいる。と思うだけで心が温かくなりました。クラブハウスの魅力を感じた瞬間でした。

心の共感・声だけのお付き合いでもその方の気持ちが伝わってきます。まさに声は周波数だから・・より共鳴しやすいかもしれない・・

という事で今週(2022/2/3)の木鶏クラブハウスでは 心のチューニングという事について皆さんと楽しくシェアする会にしたいと思います。一緒にお話して下さる方大歓迎です。お待ちしています。

 

❤木鶏(もっけいクラブハウスのご案内

  毎週木曜日 夜8時~(30分)