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ZOOMセミナーの主催デビューしました!

いまさら聞けない「ZOOMセミナー主催者養成勉強会」発足しました

ZOOMって今まで参加しているだけで良かったのに・・
それなら スマホやタブレットで十分だったのに・・

今度は主催者としてセミナーを開催する事になりました・・

でも デモ・・・とにかくZOOMは参加する事の他は全く分かりませんというYちゃんのつぶやきから始まった勉強会ですが

口コミで私も全然分かりませんという人がだんだん増えて楽しい勉強会となりました。

パソコンを初めて開きましたというNさん
スプレッドシートって何???
動画ってどうやって流すの?

などなど分かりませんという仲間だからいつの間にか
気軽に言いあえるコミュ二ティーになって行きました。

この会のルールはたった一つ
「私は全然知らないので・・」「あまり経験が無いので・・」などついつい言ってしまうワードはNG

「知って入ればココにはいませーん!」の一言で皆さんふっと笑顔になられます。

「自分だけじゃない」仲間との交流が心を温かくして行きます。

そして勉強会は進んで行きます。
・ZOOMの有料版への移行
・スケジューリングの仕方
・画面共有のし方
・共同ホストの意味と設定の仕方
・動画の流し方
・司会者の画面の見せ方(バーチャル背景や美人になる方法など)

皆さんどんどん吸収されていきます・
そして最初は自信なさげに参加していたYちゃんも今では笑顔一杯で素敵なバーチャル背景でお話しています。

なんと言っても皆さんの吸収の早さは
実際にその方の画面を見ながら操作してもらう事で一気に納得されることです。
「カーソルをもっと上に!」「もう少し右、右!」「そこそこ!」「はい押して!」と指示代名詞が飛び交います。

そして先に分かった人が次の人に教えて行くというリレー式も早く覚えるコツかもです。

全員が一通り分かり全員が笑顔になったら会は終了です。出入り自由となっていますが皆さん楽しくなって最後まで残られます。

そして実際にセミナーを開催して初めて出る疑問点や課題 こうした方が良かった案などまたそれを持ち帰って勉強会をして行きます。

そして早くも卒業生が続出です。
必要に迫られて発足したひまわりクラブですが、やって良かったと思っています。

太陽に向かって1ミリでも伸びようとするひまわりの様に伸びていきたいという気持ちで集まった仲間達

ひまわりクラブは不定期開催! 興味のある方はご連絡下さい。

 

今日は何かのお祝いかい?

最近ちょっと元気がないおじいちゃん

元気をつけてもらおうと 今日の夕ご飯はカツを揚げた

父「ほー今日はごちそうだな。何かのお祝いか?」

私「はい 今日も皆でご飯を食べれたお祝いです!」

夫「おじいさんにカツを入れてもらわないとね!」

最近私のオヤジギャグが伝染している夫

おやじギャグと言うよりは おや自虐(!?)か・・

と一人笑っている私

今日はお嫁ちゃんのK子ちゃんが 週に1度顔を出してくれる日だった。

父「またK子ちゃんが来てくれたんだけど・・」

なんだかあまり嬉しそうな感じじゃない様子に

夫「気を遣うようなら お小遣い制にしてみる?」

父「何気なく もう来なくてもいいと言ってくれるか?」

父「わしは おばあさんだけいてくれればいい・・」

やっぱり おばあちゃんのいない生活に日に日に寂しさが募ってきているのが伝わってくる。

だったら・・そんなに側にいて欲しい人に人はなぜ意地悪を言ってしまうのだろう。

言葉の暴力を浴びせてしまうのだろう。

目の前の現実は私にそして私たち夫婦に何のメッセージを送ってくれているのだろう。

「出てけ」と言われ続けたおばあちゃんは本当に出て行ってしまった。

もしもそんなつもりじゃ無く言っていたことだったとしたら・・

おじいちゃんは言霊のパワーを知らなかったのか

本当に言った通りになっているこの現実

言葉の力のすごさが怖くもある

このまま二人が離ればなれになったまま天国に帰る事になってしまったら
あまりに悲しい最後

おじいちゃんはおばあちゃんに言ったことを覚えているだろうか?

もし忘れていなかったとしたら 今おばあちゃんに何て言いたいのだろうか?

聞いてみたいような怖いような 聞く必要があるような 聞く必要がない事なのか?・・

今世での宿題は来世で解決するから いいんだよ という話しを聞いたことがある。

もしも また来世に生まれてきて また夫婦になったとしたら 今度は本当に誰が見てもうらやむような仲の良い 幸せな夫婦になっているのかもしれない・・

そう思うとこのまま 神様に任せて見守る事が良いような気もしてくる。

おじいちゃんは美味しそうにカツをペロッと食べて

父「じゃあ 離れに帰るよ ありがとう」

私「お父さん 大丈夫ですか?」

父「OK牧場」

明日も「夕ご飯を皆で食べれたお祝い会」開催に決めた・・

 

おばあちゃんが行ってしまったお話はこちらから見れます

 

 

 

 

 

おじいちゃんが大笑いした

我が家の庭には大きな甘夏の木が1本ある

今日の夕ご飯の時

父「そろそろ あのミカンは取った方がいいのかな?」

その大きな甘夏の木はおじいちゃんがいる部屋の窓の目の前に見えるので毎日気になっていたらしい

私も見て見ぬふりをしていたが 今年もたわわに甘夏がなっている

甘夏の収穫時期の決定とたくさんのミカンを親戚一同に送る采配をふるのは毎年
おばあちゃんの仕事だった。

それが今年はおじいちゃんの考える重要事項となっている。

夫「一つ取って食べてみたらまだ酸っぱかったよ。取るのはもう少し甘くなってからでも良いのかね?」

私「取ってから甘くなるのかね?」

「木登りが大好きな孫達に来てもらって 取りましょうか?」

今夜はミカンの話題で持ちきりとなった。

毎日毎日 目の前で重そうにぶら下がっている甘夏を見るたびに

おじいちゃんはおばあちゃんの事を思い出していたらしい。

まだ酸っぱいと聞いて思わず私が言った。

私「おじいちゃん まだ未完成(ミカンせい)だって」

父「わっはっはっ・・ えりさんもうまいこと言うな」

こんなに大声で笑うおじいちゃんを見たのは初めてだ。

おやじギャグでこんなに笑ってくれるなら これからこの路線で行こうかな。

 

 

 

 

 

おばあちゃんの返事

おばあちゃんが家に一時帰国した日

おじいちゃんがおばあちゃんに謝りたいと言ってから ついにその日がやって来た。

それまでのいきさつはこちらから→

 

父「みんな これからわしが おばあさんに謝るから来てくれ」
さっそくおじいちゃんの号令がかかった。

父「おばあさん 今まで出てけって言って悪かった」

母「・・・・」

実はおばあちゃんの方も今日家に帰って来るにあたり どんな風か心配になって夕べ私に電話をかけてきていた。

そこでおじいちゃんの気持ちを伝えてはあった。しかし目の前で今までの人生の中で初めておじいちゃんの口から「悪かったね」と謝られておばあちゃんは返す言葉が見つからないでいた。

一方のおじいちゃんは 少し前から私たち夫婦に「おばあさんに謝る」事を言って練習していたので 思ったよりすらすら言葉が口から出てきた。

練習にはなかった頭まで下げて、おじいちゃんの告白は無事に終わった。

そして大仕事をやり遂げてすっきりした顔になった。

もう謝ったらおばあさんは帰ってきてくれるものだと信じていたおじいさんはおばあさんの返事を聞くという大事な次のステップをを忘れていた。

昨晩 おじいちゃんの変化や気持ちをを伝えた上でおばあちゃんの気持ちを聞いていた私は少し焦った。

私「おじいさんおばあちゃんの気持ちは聞かなくて良いの?」

父「えっ? おばあさんは帰って来てくれるんだろう?」

ここで初めておばあちゃんは口を開くことができた

母「もう 向こう(妹夫婦の所)での生活がいろいろ出来ているから・・来れないと思う」と

おばあちゃんは帰るつもりはないという自分の気持ちをはっきり伝える事が出来なくて、環境の事など言っている。

新しい病院の事・介護保険が下りてサービスの手続きをしていることなど・・

父「えりさん こっちでも病院はないのか?」

父は母の思いがけない答えに戸惑っている。

父「こんなに謝ってもだめなのか・・」

母は「うん」というように 頷いた。

3ヶ月のうちに二人の気持ちがこんなにも離れてしまっていたとは・・

いやそれまで 物理的には同じ空間にいたけどおばあちゃんの気持ちはとっくに離れていたのかもしれない・・

父の入院ということがなかったらもしかしたら今のように離ればなれにはなってなかったかもしれないが

その「入院」というのがもしかしたら神様のプレゼントだったのかもしれないねと夫と時々話をしている。

おじいちゃんの落胆の様子を見るのは可哀想だけど、確実に以前より 私たちに対する言葉には思いやりが感じられるし、自分の事はできるだけ自分でやろうとしている。

そのせいか 頭がはっきりしてきて 依存するような言葉をあまり言わなくなった。そして素直になっている。

そしておばあちゃんは 自分の意志を口に出す事を初めてしようとしている。

あんなに「娘がいい」と言っていたのに 「毎日暮らしているといろいろな事があるんだよ」と初めて親子の間の葛藤が生まれている事もここに来て初めて経験しているらしい。

妹もおばあちゃんの事を大事にしたいと言う気持ちから引き取ることになったのだが、今までは時々うちに来て親の事を思いやれる良い関係だったのが、いつの間にか「ストレスが限界に来ている」という言葉もちらほら聞こえてくる。

それを聞いた私は37年の同居のドラマが走馬灯の様に思い出され 我ながらよくやったねと自分を褒めてやりたい気持ちがした。

夫「(妹が)えりさんの気持ちが少し分かった気がする と言ってたよ」

私「みんなが初めての経験をしているね。やっぱり神様のお計らいかね」

その私が一番嬉しいのは、おじいちゃんと直接話が出来て心の交流が出来てきて、日々おじいちゃんの変わって行く姿が見れること。

お嫁ちゃんのYちゃんも「おじいさん 変わりましたよね」と言ってくれる。

昨日はチームお嫁ちゃんのK子ちゃんが 春休み中の孫のS君を連れて来てくれたとおじいちゃんから報告があった。

以前なら「K子ちゃんも忙しいから、もう来ないで良いよと言ってくれるか・・」などと言っていたのに今では毎週火曜日のK子ちゃんが来る日を楽しみにしている様子が伺える。

このドラマをとてもしらふでは見ていられないと思っていた私は実は昼間から一杯やっていた。

おばあちゃんの言葉を聞いてからのおじいちゃんのこわばった顔となすすべがない様子をしばらく見ていたが・・

ほろ酔いになっていた私は、思わずおじいちゃんと両手をつなぎその間におばあちゃんを抱きかかえてハグした。

一つの団子状態になってしばらくいるとおばあちゃんが二人の腕の中で泣いている。

夫が一言「また時々連れてきてもらったら良いよ」

こうやって時々会うくらいが良い関係でいられるのかもしれない・・

明日のおじいちゃんの様子がどうなっているか・・

でも大仕事をやった事にはちがいない。

これからおじいちゃんはこの現実を受け止めるという次の大仕事をして行く事になる。

私たちとの心の距離がまた近くなる予感がした。

 

おばあちゃんが家を出て行った経緯はこちらから→

 

 

 

 

 

 

 

平和の祈りコンサート

昨日 初めてponさんの弾き語り オンラインコンサートに参加させていただきました。

 

オレンジ色のハットをかぶって登場されたPonさん

参加者のリクエストに応えて懐かしい曲を弾いてくれます。

❤ワインレッドの心 (安全地帯)
❤無縁坂  (グレープ さだまさし)
❤メロディー (玉置浩二)
❤生まれ来る子供達の為に (小田和正)
❤糸 (中島みゆき)
❤青春の影(財津和夫)

そしてアンコール曲は
❤卒業写真(荒井由実)

どの曲もドラマの中の挿入歌のように
私の青春時代の1ページを彩ってくれた
懐かしくせつない メロディー

 

その歌声は
・・時に甘く
 ・・時に激しく
   ・・そして切なく

カバー曲の合間に入れてくれるPonさんのオリジナル曲の数々

やっぱりオリジナル曲はいいですね・・

伸びやかなPonさんの歌声が耳に優しく響いてきます。

そして最後に歌ってくれたのが
ココアの歌

このココアの曲をいつもコンサートの最後に歌っているというPonさん

その想いは・・・

ココアの入ったカップを手にして

ふっと心が緩むひとときを味わいながら 

今日を終えて静かに眠りについて欲しいというメッセージ

聞いていて 心が温かくなるのを感じます。

 

今ウクライナの地で極寒の中で恐怖と寒さに震えている人々に

届け 愛の歌

届け 私たちの祈り・・・

今日はありがとうございました・・・

 

 


Ponさんのofficial webサイトはこちら→  

 

❤そして今回 この素敵なPONCERTを企画・運営してくれたのは

 SNS発信サポーターコミュニティーを運営している 川尻明世志さん

 

 

 

 

86歳の懺悔(ざんげ)

わしはおばあさんに謝りたい

いつもの様に3人で夕食を食べている時だった。

突然おじいちゃんががこう言い出したのだ。

自分が入院している間におばあちゃんがいなくなったいきさつを初めて詳しく聞いてきた。
おばあちゃんの事はそれまで体調が思わしくないから妹夫婦のところで養生しているという説明をしていた。

だから落ち着いたらすぐに帰って来ると思って居たらしい。

でも最近部屋の中をよく見てみると どうもおばあちゃんの物が無くなっている事に気がついたとのこと。

さすがに何かおかしいと気づき、そうやって考え出すと悪い事ばかりが頭の中をぐるぐるし始めるようになったんだと・・

そんな中 自分で「出て行け」と言った言葉を思い出した様子だった。

父「出てけって行った事を 謝りたい・・ わしは一人では生きていけない」

私「・・お父さん 出てけって言ったの 覚えていたんですか?・・」

父「ああ たしかに言ったな。わしもお酒を飲んでいたか。なにかイライラしていたのかな・・」

 おじいちゃんはよっぽどおばあちゃんのいない生活が寂しくて仕方がないのだろう・

父が自分から謝るなんて事を口に出すことなんて想像もしていなかった。

それまで押さえていたおじいちゃんに対する感情が止められなくなって私は思わず言っていた

私「私だったら、もし旦那さんに「出て行け」と言われたら すぐ出て行きます」

それから おばあちゃんの話になった。初めて本当の事を知りたいと真剣な表情になっているおじいちゃん

自分も父親から暴言をはかれた事があった事など 昔の事など話し出す。

私「その時 お父さんは どう思ったんですか?」

父「一生 恨んでやると思った」

私「そうでしょう・・」と思わず私は言っていた

それがおばあちゃんの気持ちなんだよ!ともっと強く言いたい自分をやっと抑えた。

でも謝るのは 誰のため?。 自分が寂しいから? 謝れば全て解決しておばあちゃんが帰ってきてくれると思っているおじいちゃん。

実はこの話は今度の日曜日におばあちゃんが荷物の整理をしたいからと娘のAと実家に帰って来る事になったことから端を発した事だった。

それは一時帰国のように 用事を済ませたら二人はすぐ帰るという予定だった。

父「その時に 謝りたいから 少し時間を取るようにしてくれないか?」

私「それじゃあ、何かおばあちゃんの好きな物でも作って一緒にお昼ご飯でも食べるようにしましょうか?」

父「えりさん そうしてくれるか・・」

私「ところで お父さん おばあちゃんは何が好きなんですかね?。」

父「???」

おじいちゃんは何も知らない。おばあちゃんの好物。(おばあちゃんはタマネギの天ぷらやグラタンが大好きな事。
おじいちゃんがネギ類が嫌いなので何十年も食べられないで居た事。)

そして謝ったらおばあさんが帰って来ると思って居るおじいちゃんはもうプロ野球を二人で見たいと言っている。
父「おばあさんは ドラゴンズファンでなあ・・勝つとわーわー言っていたぞ」

でも私は知っている。

おばあちゃんはテレビがあまり好きではないこと。

難聴のおじいちゃんが爆音でテレビをつけている中で西部劇や野球を一緒に見ていたこと。

それをおじいちゃんはおばあちゃんもてっきり好きだと思っていたこと。

一緒におじいちゃんの話を聞いていた夫は一言

夫「おじいさん 自分でそれに気がついて 偉かったね」
 「おばあさんに 言ってみて 本人がどう思っているか聴いて見たら?」

父「そうするわ・・」

父が離れに帰った後、夫と二人で話した事・・
離ればなれになっているから、父からこんな言葉が出てきたこと。
「これが第一歩だね。」

夫婦が一番お互いの事をわかっていないのかもしれない。
安心して好きな事を言っているのかもしれない。
私も明日もし死んでしまうとしたら、 悔いのない人生だったと言えるのか?
おじいちゃんは私達に(というより 私に)大切な事を教えてくれているような気がしてきた。

おばあちゃんが出て行ったいきさつはこちらから見れます。→

 

 

 

 

 

チーム「お嫁ちゃん」

いつもの様におじいちゃんと夫と私の3人の夕ご飯が始まった。

 

私「お父さん今日も無事でしたか?」

父「オー今日は雨だったから、散歩には行かなかったよ。K子ちゃんが来てくれたぞ」

お嫁さんのK子ちゃんからはラインが来ていた・・

K子「今日はちょっと遅くなったけど おじいちゃんの所に顔を出しました。一緒に歌の番組を見ました。今日の報告です。」

私「お父さんそれはよかったですね。」

 「うちのお嫁さん達を私はチームお嫁ちゃんと呼んでいるんですよ。」

父「ホーそうかい」

私には4男1女の5人の子供がいる。

そして長男・次男・三男にはM子さん・K子ちゃん・Yちゃんというお嫁さんがいる。

うちの子供達の事はよくわかっているので、よくぞお嫁に来てくれたと本当に感謝している。

それぞれの家庭ではいろいろなドラマが繰り広げられていることと思うが

いつも私は心の中で応援団長の様にフレーフレーと旗を振っている。

市内に住むK子ちゃんやYちゃんは私が仕事で家にいない時に、おじいちゃんのところに顔を出してくれている。そして報告をくれるのだ。

先日 3男家族が夕食の時にきて賑やかに夕ご飯を食べた後のことだった。

お嫁ちゃんのYちゃんは、おばあちゃんがいなくなったいきさつや その後の様子など分かっているので

「おかあさん 大丈夫ですか?」と気を遣ってくれる。

私「それがね・・私にブログを書く事を勧めてくれた人がいてね。おじいちゃんとのことを書いているうちに なんだか面白くなって
毎日今日は何か面白い事はないかなと探すようになってね・・」

Y「へー お母さんブログ書いてるんですか。私見たいです。」

私「えーYちゃん読んでくれるの? 嬉しいなー」

次の日さっそくラインメールがきた。

Y「お母さんのブログさっそく全部読みました。特に「密室の怪事件』が想像すると笑えてきました。またの更新楽しみにしています。」

おっ 読者が一人増えたぞ!

今やお嫁ちゃん達はそれぞれの形で私をサポートしてくれる貴重な存在になっている。

応援団長を心で決めて旗を振っていた私だが
後ろを振り向けば いつの間にか皆が旗を振って私を応援してくれているのを感じる。

「チーム:お嫁ちゃん」が私を支えてくれている。一人じゃないって事がこんなにも心強いものなのだという事に気づく。

心から感謝しています。

このブログもYちゃんは見てくれるかな?・・・

 

 

 

 

おじいちゃん バージンロードを歩く(!?)

いつもの様に おじいちゃんと夫と3人で「今日も皆でご飯が食べれてよかったね」と夕食会が始まった。

 

そこに携帯電話が娘のAからの着信を告げた。

スピーカーホーンにすると自然にそこは4人の食卓の様になった。

娘の声が聞こえると おじいちゃんは自然に笑顔になって行く。

娘「おじいちゃんにお願いがあるんだけど・・」

父「なんだね?」

娘「結婚式の時にバージンロードを歩く時 お父さんとおじいちゃんに一緒に歩いて欲しいんだけど いいですか?」

父「オーオー いいよ」
二つ返事で答えるおじいちゃん。

夫も私もびっくりして聞いている。

2ヶ月後に結婚式を控えているAは、とてもおじいちゃんとおばあちゃんを大切に思ってくれていて、これまでも時々二人を温泉に連れて行ってくれたりしていた。

Aの事になると 顔が緩むおじいちゃんだが さすがにバージンロードを一緒に歩くというと少し前なら絶対に

「気持ちはあるが 無理だー」と言っていたような気がする。

確実に元気になってきているおじいちゃん。

父「よし あと2ヶ月あるな・・毎日 頑張って散歩に行くからな」

私も今までたくさんの結婚式に出席させてもらったが、父親と祖父に挟まれてバージンロードを歩く花嫁さんは観たことがない。

Aもいろんな事を考えてくれていたんだなと思うとありがたい気持ちになった。

そしてその提案に何の抵抗もなく答えるおじいちゃんに 孫パワーのすごさを感じた。

家族は皆繋がっているんだなとあらためて思った。

おじいちゃんはこれから毎日 離れと母屋を繋いでいる夫の作った松の廊下(!?)を杖をコツコツさせながら歩いてくるとき、赤いバージンロードを孫のAと腕を組んで
歩いているイメージで来るのかな?

思わず そのおじいちゃんが倒れないようにその横に私が腕を組んでいる姿を想像し まるで4人3脚のゲームみたいとひとりで吹き出してしまった。

 

 

 

 

 

おじいちゃんの目が真剣になった

今日の夕ご飯の時

夫「お父さん 今日は散歩に行った?」
父「イヤー 今日はとても寒かったから 行かなかったよ」

私「お父さん私朝行ってきました」
父「えりさんは どこに行ったんじゃ?」

私「私 毎朝 歩いてます。今朝は寒くて霜が降りてたけど、今日やめると明日行きたくなくなるから」

父「えっ? 仕事に行く前にか? それは 知らなかった」
父「毎日か?」

私「はい もう かれこれ6年くらいかな」

父「ホー それは感心なことだね だからえりさんは健康なんだね」

それまで人ごとの様に聞いていたおじいちゃんだが次の私の一言で黙ってしまった。

私「だって私が健康じゃなかったら おじいちゃんが困ると思って・・」

父「・・・・」

その時私はおじいちゃんの目が真剣になったのを見逃さなかった

父「そうか・・ じゃわしも頑張らないとな」

きっと明日から おじいちゃんは毎日の散歩をガンバルと決めたのではないかと思った。

父「ごちそうさま。今日はこれで帰るよ」

夫が作ってくれた 母屋と離れの間の松の廊下(!?)をコツコツと杖の音をたてて帰って行くおじいちゃんを
いつもの様に見送ろうと外に出ると

父「ここでいいよ。ありがとう」としっかりした口調で言う。

自分が健康でいる事は自分の為だけでなく人の為にもなるんだと言うことを初めて知ったかのような

キリッとした表情のおじいちゃんに 

もしおばあちゃんがいたら おじいちゃんとこんな会話はしてなかっただろうなと思うと

なんだか不思議な気がしてきた。

 

 

 

 

 

007シリーズ/Dr.No を観た

何でも観れる魔法の棒が我が家に来てから

週末の夕食は時々[映画鑑賞会]になっている

 

夫「おじいちゃん今日は何か観る?」と聞いている。

西部劇が大好きな父はきっと 「それじゃあ西部劇」と言うだろう。
あまり西部劇が好きではない私は少し焦って思わず
「007なんでどうですか?」

と矛先を変えてみる。

 

父「007か ショーンコネリーのならいいな。」

「最初の映画で「Dr.No」というのがあったぞ・・」

 

私「しめしめ」これで西部劇は観なくてすむ・・

 

映画が始まると、かなり昔の映画なのに画面がとても綺麗で驚く。

私「どうしてこんなに綺麗なんですかね?」

父「デジタル加工かな?」

私「えっ?おじいちゃん そんな言葉知ってたんですか?」

父「とっさに頭にひらめいたんだ」

とまんざらでもない様子。

そういえば顔つきが最近締まってきたような気がする

おばあちゃんがいなくなってから
それまですべて命令して 自分の体の一部のように何でもしてもらっていたのが
自分でやらざるを得なくなって主体的に動くようになる事で今まで使っていなかった脳が動き出したかの様だ。

複数の薬の管理も最初は「わしゃーこんなの出来ん!」と言っていたのに
夫がすべての薬を「朝」「昼」「夕」と付箋を貼った透明なジップロックの袋に入れてくれたので、
今では「これは朝だな」「これは昼だな」と言いながら取り出し、次の日に飲む薬を 
リサイクル封筒に入れて 日付を書くいう作業が見守りで出来る様になってきた。

最近では その次の日に飲む薬の仕分けの作業を「さあ、お仕事 お仕事」と言って自分から動こうとしている。

おばあちゃんがいなくなった事で おじいちゃんは確実に自分で考え、動く事が増えてきた。
そのせいか 言動がしっかりしてきたし なんとなく顔つきが若返ってきたような気がする。

夫もその変化に気がついているようだ。

まさに「Dr.脳」だなと 私は一人ではまっていた。

何でも見れる魔法の棒のお話はこちらから見れます。→