我が家の庭には大きな甘夏の木が1本ある
今日の夕ご飯の時
父「そろそろ あのミカンは取った方がいいのかな?」
その大きな甘夏の木はおじいちゃんがいる部屋の窓の目の前に見えるので毎日気になっていたらしい
私も見て見ぬふりをしていたが 今年もたわわに甘夏がなっている
甘夏の収穫時期の決定とたくさんのミカンを親戚一同に送る采配をふるのは毎年
おばあちゃんの仕事だった。
それが今年はおじいちゃんの考える重要事項となっている。
夫「一つ取って食べてみたらまだ酸っぱかったよ。取るのはもう少し甘くなってからでも良いのかね?」
私「取ってから甘くなるのかね?」
「木登りが大好きな孫達に来てもらって 取りましょうか?」
今夜はミカンの話題で持ちきりとなった。
毎日毎日 目の前で重そうにぶら下がっている甘夏を見るたびに
おじいちゃんはおばあちゃんの事を思い出していたらしい。
まだ酸っぱいと聞いて思わず私が言った。
私「おじいちゃん まだ未完成(ミカンせい)だって」
父「わっはっはっ・・ えりさんもうまいこと言うな」
こんなに大声で笑うおじいちゃんを見たのは初めてだ。
おやじギャグでこんなに笑ってくれるなら これからこの路線で行こうかな。