月別アーカイブ: 2022年1月

おばあちゃんが妹夫婦の家に転居しました

夫の両親と同居する事37年

80代後半の二人は結婚してもう半世紀以上一緒に生活していた事になる。

それが・・それが・・

ここに来て  もう人生の残りの大切な時間だというのに
おばあちゃんが夫の妹夫婦のところに行ってしまった。

おじいちゃんが入院している間に・・

おじいちゃんは言葉の暴力でずっとおばあちゃんを苦しめていたらしい
それが入院したことをきっかけに今までの積もり積もった感情が出てきて 恐怖にまでなり
帰って来るおじいちゃんを受け入れることが出来なくなってしまっていた。
現実を受け入れられなくて 少し認知症の様になってしまっていた。

入院先のおじいちゃんから用事があってかかってくる携帯電話にも出られないくらい・・

そしてその話を聞いた妹夫婦が「二人が一緒に居ることは良くないから家に
連れて行きます」となった。

入院中に一応おばあちゃんの体調不良を理由に転居する事を説明し
「仕方がない」と言ったおじいちゃんだったが
退院してきてそのおばちゃんの居ない空虚な感じに悲鳴を上げている。

そこに居るのはあれほどおばあちゃんを恐怖に落とし入れた暴君とはまるで別人のような
「おばあさんはいつ帰って来るんだ?」を連発する弱りはてた見るも無惨なおじいちゃんの姿だった。

それを見て私は「だったら何で優しい言葉をかけてあげなかったの?」・・

と心の中で責めている・・

優しい夫は「一番かわいそうなのはおじいさんなのだから それは言ってはいけないよ」と
それで言いたい気持ちをぐっと我慢して このおじいちゃんと夫との3人の生活がスタートした。

私はそれを熟熟年別居と名付けた。

こんな小説の様な物語が目の前で繰り広げられる事の意味は何だろう。

おじいちゃんはどうしてそういうことになったのか想像もつかないみたい。

今から私が出来る事は何だろう?

❤夫とのコミュニケーションを今まで以上にとって心を通わせる事。
(今まで分かってくれているだろうと思って言わなかったことが分かっていなかったという事が多かった様な気がする。)

❤落ち込んで居るおじいちゃんが少しでも心が明るくなるように話しかける こと。

❤美味しいご飯を作ること。

おばあちゃんとの37年間 いっぱいお世話になったけど 私も悔いはない。
貴重な経験をさせていただいた事に感謝の気持ちでいっぱいです。

おじいちゃんのことは私たちに任せて下さいね。

 

 

 

三日月と金星とオレンジ色の曙の空と・・

「もう2日たったら 金星と月が近づいて来るよ」

朝のウォーキング仲間のHさんがまだ暗い公園の遊具場で教えてくれた。

6時でもまだあたりは暗く 地球照のある三日月とだいぶ近づいてきた金星が明るく輝いている

同じような朝の空の風景は何回も観ているはずなのに最近ブログを書くようになってから何を見てもブログの題材になるような気がしてくる

いつもより長く観ていたいという気持ちに思わず足が止まり
この刻々と移りゆく天体ショーの美しさに思わず目を奪われる

朝のウォーキングは冬はつらい
まだ暗い中 寒さが身にしみる

でも毎日続いているのは仲間がいるから

少し顔を会わさないと「どうしてた?」と心配してくれる人が何人かいる

怠け心の強い私にはもうこれしかない

一人では続かない

そしてこの朝のウォーキングのおかげで健康な体をキープさせてもらっている。

そして毎日 朝目が覚めたこと 歩ける足があること 振れる手があること 

鳥のさえずりが聞こえる耳があること 呼吸ができること お早うございますという声が出せること そしてこんな美しい天体ショーが見える事

今日も幸せな気分で帰って来る

そして帰って来る頃には東の空にある三日月と金星を包み込むような 深いオレンジ色の暁の空がもうすぐ朝が来るよ・・と告げている

今日も歩けて良かった・・

ありがとうございます

 

 

魔法の棒で「OK牧場の決闘」を観た!

明日は頼むね

 

昨日の夕ご飯の時の事だった

明日はコロナワクチン接種の日

ご飯を終えて自分の部屋に帰ろうとする義父(これから父と呼ぼう)
が言った言葉

「明日は頼むね」

思わず 私は「OK牧場」と返事をした

「おーOK牧場か・・懐かしいなあ」

そうだ父は映画(特に西部劇)が好きだったんだ

「これだ!」

いつも体調の不調ばかり口にする父に
何か心が明るくなる話題はないかと考えていた私は

「OK牧場の決闘 観たいですか?」

「最近お嫁さんがどんな映画でも見れるという
 魔法の棒をプレゼントしてくれたんだけど・・」

「おーそんなのあるのかい 観たいなー」

となって今夜は夕ご飯を食べながら
映画鑑賞会となった

続きはこちらから →

 

 

 

 

 

「すべてに感謝」書道家:武田双雲|木鶏クラブハウスより

人間学を学ぶ月刊誌 「致知」(2022年2月号より)

 

今、
時の人、武田双雲氏の魅力に迫ります。

 

連載:20代をどう生きるか

2022年1月27日の木鶏クラブハウスでは 

大河ドラマ「天地人」の題字や

スーパーコンピューター「京」のロゴをはじめとする印象深い作品群、

国内外で展開する様々なパフォーマンスなど、

多彩な活動で注目を集め続ける書道家・武田双雲氏の記事をご紹介しました。

書のプロとして歩み始めた20代を振り返っていただき

そのエネルギッシュな活動を支える心術をいかにして養ってきたかを伺った内容でした。

 

自分の書に涙する女性を見て

 

双雲氏は23歳の時当時勤務していたNTTの女性社員に頼まれて筆をとり

その方のお名前を書いたとところ

「初めて自分の名前を好きになれた」と涙を流されたそうです。

書道ってすごいぞ・・と実感した瞬間でした。

 

双雲氏はその日のうちに会社を辞める決意をし 

「筆文字屋ドットコム」というサイトを立ち上げ、

名刺や表札などを筆書きするサービスを始めたそうです。

 

そしてオファー一つ一つに120%の力で答えているうちに

次第に噂が広まりマスコミの取材や講演・書籍執筆など

依頼が来るようになったとのことです。

 

双雲氏は書道教室を開いていたお母さんの元で

幼い頃から書の基礎を徹底的に仕込まれたました。

 

中高生の頃は勉強が好きではなく

先生とも友達ともそりが合わず

これをやり抜いたと自信を持って言い切れる物が何もない

モヤモヤした青春時代を送っていたそうです。

 

そんな自分の書が人から喜ばれ涙まで流してもらえた。

その感動が氏を書道家の道へ突き動かしたと語られています。

 

来る仕事は拒まない

 

続きはこちら→

 

 

 

 

木鶏クラブハウス

人間学を学ぶ月刊誌「致知」を購読する事13年 私が唯一年間購読している雑誌です。

 

 

 

人生という大海原を乗り越えて行く時 その一つ一つのドラマの中で時として心に灯が欲しくなる時があります。
そんな自分に灯りをくれる珠玉の言葉の宝庫が 「致知」です。

 

 

でもあまり読書が好きではない私は恥ずかしながらこんなに素晴らしい雑誌が毎月送られてくるのになんと「つん読」事の多かった事でしょう。

 

 

そんな中 昨年友人から声をかけていただいてクラブハウスという発信ツールを知り

致知の愛読者による読書会の「木鶏クラブ」と「クラブハウス」が頭の中で掛け合わされて 「木鶏クラブハウス」の発信を思いつきました。

 

そして2021年11月18日木曜日夜8時からスタートしました。

この「木鶏(もっけい)」という言葉は中国の古典「荘子」にある故事から由来しているそうで、ある人が立派な闘鶏を育て 
ものに動じないその様子が木の鶏の様であったということからつけられたそうです。

 

 

このクラブハウスの私の目的は2つあります

 

 

1.まだ「致知」を知らない方達にこの素晴らしい雑誌の存在を知ってもらいたいという事。

 

2.自分自身が毎週ルームをオープンする事によって「つん読」から卒業する事。

 

 

そして嬉しい事にお伝えした方の中から見本誌が見たいという方や見本誌を見て年間購読したいという方が現れています。

 

これからも毎週木曜日夜8時~30分間 Roomをオープンしていますので立ち寄っていただけると嬉しいです。
また取り上げた記事はブログにて配信して行きたいと思っていますのでそちらも楽しみにしていていただけるとさらに嬉しいです

 

 

 

 

フランクル「夜と霧」が教えてくれた人間の光と闇 「木鶏クラブハウス」より

 

 

対談:五木寛之(作家)
永田勝太郎(国際全人医療研究所代表理事)

 

昨日(2022/1/20)の木鶏クラブハウスでは 
第二次世界大戦時、ナチスの強制収容所から
奇跡の生還を果たしたフランクル先生について語り合われた
お二人の対談をご紹介させていただきました。

極限の収容所体験を綴った名著「夜と霧」は
今なお世界中の人に読まれ続けています。

同書に大きな衝撃を受け、著書や講演を通して幾度となく言及してきた五木寛之氏と
フランクルに師事しその教えを自身の医療活動に活かしてきた永田勝太郎氏が
困難な人生を生き抜く上で大事なヒントについて語り合われた対談です。

永田氏は現在73歳 51歳の時に医大勤務中に薬の副作用で寝たきりになられました。
絶望の中フランクル先生の妻エリーさんに手紙を出されます。
「僕はもうじき先生(フランクル)のもとに行きます。さようなら」

すぐにエリーさんから返事が来ました。
「私は医者ではないから、あなたに何もしてあげることができない。
でも生前、夫が私にいつも言っていた言葉を贈りましょう。

『人間誰しも心の中にアウシュビッツ(苦悩)を持っている。
もしあなたが人生に絶望しても、人生はあなたに絶望していない。
あなたを待っている誰かや何かがある限り、
あなたは生き延びることが出来るし自己表現出来る」

そして永田先生がその手紙を何度も読み返しているうちに
奇跡が起きました。

病室に次々に弟子にしてほしいという医師や学生が見舞いに来てくれ
「俺の人生まだまだ捨てたものじゃないな ならば生きていこう」と
思えるようになり、それからリハビリに打ち込み快復されたという事です。
永田先生は薬の副作用で病状が悪化したことから
医学教育の刷新を決意し統合医療の道を開かれたそうです。

永田氏は語ります。

フランクル先生は収容所の中で
「夜と霧」のもとになる原稿をずっと書き続けます。
最初に書いた草稿は全部取り上げられて
燃やされてしまいましたから
看守に見つからないように
小さな鉛筆をポケットに忍ばせて
紙くずに速記で書いては
毎晩月明かりにかざして考察を繰り返した。

 

続きはこちら→

 

 

 

体の健康

 

筋トレのススメ

 

人生100年時代 シニアライフの健康を願うのは 全ての人の思いではないでしょうか?
神様からいただいたこの精巧なボディーをどうやったら維持して行けるのだろう?

 

長年リハビリの仕事をしていて思うのは 筋肉は何もしなければすぐに衰えてしまうということ。
骨折してギプスで固定されると関節が硬くなるのはもちろんのこと 動かさなかった筋肉がこんなに落ちてしまうのかと思うほど
動かさないことに体が順応していきます。

 

毎日の生活の中で自然に動いて使っているだけでも違いますが、使っていない筋肉は確実に加齢と共に衰えていきます。
私は患者様から94歳になっても筋肉はトレーニングすればついてくるものだという事を教えてもらいました。
90歳のインストラクターの女性の方にも驚かされました。
筋肉はトレーニングでいくつになっても維持・増強出来るという事を人生の先輩達が教えてくれています。

 

自重トレーニングなど簡単にできる事はたくさんありますが、問題は如何に継続していくかだと思います。
このコーナーでは継続していくヒントなど発信して行きたいと思います。

 

 

 

 

心の健康

 

 

心トレのススメ

 

心も体と同じようにトレーニング ストレッチ 休息が大事だと思います。
トレーニングはどうするのだろう?

 

毎日の些細なことにも感動する感受性を磨く事

 

 

「強制収容所から奇跡の生還を果たした「夜と霧」の著者フランクル先生は
強制労働中に水たまりに映った冬の枯れ枝を見て レンブラントの絵みたいだなと思ったそうです
ましていわんや 大寒の空に凜として光を放つ満月や冬の今まさに朝日が昇ろうとしている深いオレンジ色の東の空を眺めたら何と思うのでしょう?
このフランクル先生の感受性の深さを知ったとき今まで当たり前の様に見えていた風景が神々しく感じられてきました。
フランクル先生はそういう些細な事に感動する人が生き延びたと書いています。

 

そのフランクル先生の生き方に触れ共感を覚えた五木寛之氏が語っています。
人生というものは悲しみや辛いこと 不条理や納得のいかない事に満ちていると思います。
その中で思いがけなく夜空に輝く星や地に咲く花の美しさ、そして思いがけない人の優しさに触れる瞬間を持てるというのは
本当に幸せなこと。そこで得たささやかな幸せを胸に愛を持って人に接する事ができたらいいですね。

 

 

 

毎日一つ面白いことを見つけ笑い合うこと

 

フランクル先生の話の続きです。
先生は収容所の中で仲間に「一日に一つ何か面白い話を考えてお互いに笑い合おうじゃないか」と提案して実践していたそうです。
冗談などとても考えられないような悲惨な状況下で魂を振り絞るようにして滑稽な話を考え続けたといいます。
このエピソードに大変感動した五木寛之氏は講演でよくこの話を紹介しているそうです。
五木氏「ギリギリの局面でもユーモアを忘れないような心のゆとりがとても大切だということです。フランクル先生がそういう精神の持ち主だったことも奇跡の生還を
果たす上で大事な役割を果たしたのではないかと思いますね」

 

私がこのお話を聞いたときもう一つ大切な点があると思いました。
それは 「仲間」「笑い合う」という 自分以外の人の存在です。
人は一人では生きていけません。それは物質的にも そうして精神的にも・・
笑い合う仲間がいるから面白い話を見つけようとする。・・

 

だから家族・友達・公園で会う人・職場の同僚・・ 自分にとってかけがえのない人達 
大切にしたいと思っています。