しつもん夕食会はいかがですか?

 

 

「読まなくていい しつもん読書会」というZOOMセミナーに参加した。

「読まなくていい」 というフレーズにひかれて 

いつかは読もうと思っていた本を持参して参加したのだが

とても不思議な事に読んでないのに本を読んだ気になってくる。

しかも講座が終了してから無性に読みたくなって一気に読んでしまった。

あのセミナーに参加していなかったらまだ「つん読」状態になっていたかと思うととても有意義なセミナーだった。

主催者の方は参加者に8つのしつもんをしていきながら 楽しくも自分の気持ちをうまく引き出してくれた。

とても自然な感じで自分が言いたかったことの深いところまで導かれている感じがした

そして最後に参加者がお互いに聴きたいことをしつもんするコーナーになった。

私は「これから何をしていきたいですか?」相手の方は「継続するコツは何ですか?」など・・しつもんしたことは実は自分が聞いてもらいたい内容なんだと気づく。

そしてお互いにアウトプットしながらシェアするという流れだった。

初めて会うメンバーなのにとても気持ちの交流ができた気がした。

しつもんされて「うーんと・・」と考えながら次に進むと 脳が動いてくる気がする。

それから「しつもん読書会」に興味が沸いてきて調べていくうちに人はしつもんに対する答えを考えようとするときに時に脳が動く事を知った。

これは何かに使えそうな気配がした。何に使えるかなと考えながら歩いていたときふとひらめいた。

そうだ毎日の夕ご飯の時におじいちゃんと夫と私の3人でしつもん夕食会をしたらどうだろう・・と

いつもは何げない会話でご飯を食べているが おじいちゃんはやっぱり 体調の事や 問題があった事などの内容が多い気がする

せっかくの貴重なひとときなのだから 笑って過ごせたらいいな・・と思っていたが

そのしつもん読書会のルールが参考になりそうだ

それはしつもんに対する答えに対して 

①お互いに否定しないこと・・何を言っても「素晴らしい!」と拍手をし最後に両手で親指をたてて「グッ!」と言い合うのだ

②答えが出なくてもOK 「素晴らしい!」パチパチ 「グッ!」

これをやっていく内にだんだん盛り上がってくる。

 

私の毎日のしつもんは何にしようかな?

そうだ 「今日なにか面白い事ありましたか?」これにしよう!

 

さっそく今夜の夕食の時に提案してみようっと

そこで私は自分自身にしつもんしてみた

「あなたは どのような目的でそのしつもん夕食会をしてみたいのですか?」 

私「えーっと・・おじいちゃんの笑顔が見たいから。そしてそれを見ている私たちが幸せになるから」

どんな時間になるのかワクワクしてきた

 

 

 

 

 

 

 

おじいちゃんの びっくり現象!

 

 

 

 

 

 

我が家のおじいちゃんは 何かにつけ大げさに(!?)びっくりする癖がある。

少し耳が遠くなってきたので もともと声は大きくなっていたが
ちょっとしたことにもすごく驚いたように「おおっ?」という

少し手を滑らせて飲もうとした薬が床に落ちれば「おおっ!!」

お味噌汁が少し熱いと「おおっ!熱いな」

そんなおじいちゃんのびっくり現象にも 少しづつ慣れてきた私だが

先日散歩から帰ってきて
「えりさん 帰ったよ!」

というので玄関に迎えに行った時の事だった・・・

最大級の大声で「おおっ?」

というので何かと思い

「お父さん どうしたの?」と聞くと

どうやら玄関の大きな姿見に私の姿が映って入るのを見て

どうしてそこにいるのかとびっくりして大声を出したらしい・

「えりさんがどうしてそこにいるのかわからなくてびっくりした」

見るとその鏡の中で私が仁王立ちに立っているではないか・・

おじいちゃんの後ろにいて 私の姿は見えてないだろうと思っていた私は

無防備な顔で腰に手をあて 自分が見ても怖そうな感じがした

父「本当にびっくりしたわ!」というので

私「本当ですね これは怖いわ。でもそのお父さんの声にびっくりしました!」

というと二人で大笑いになった。

大きな声を出すのもリハビリか・・

と思うとそれもまたよしと思った。

これからは後ろにいるときも笑顔でいようっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おじいちゃんが洗濯機デビューした

 

 

 

 

 

それは雨上がりの晴れた日の午後のことだった 

父(義父)が離れから主人の作った渡り廊下をコツコツと杖の音を響かせながら母屋にやってきた。
父「えりさん、洗濯機の使い方を教えてくれんかのう」

私「えっ お父さんやるんですか?」

父「うん わしの下着くらい 自分で洗ってみるわ」

私「やっと暖かくなったから そろそろ良いかもしれませんね」

離れの洗濯機は家の外のベランダに置いてあるから 以前からその気持ちはあったものの暖かくなってからと思っていたらしい。

自分から何かやることを求めて来るというのは かなり前向きな事なので
嬉しくなった私はいそいそとおじいちゃんと離れに行った

私「まず蓋を開けて・・・・」
父「蓋はどうやって開けるんかのう」

本当に何も知らないんだ
私「次に洗濯物を入れて・・」

父「これでいいのか?」と恐る恐る入れている父がなんだかかわいく見えてくる
ばかに丁寧に入れている
父「広げて入れた方がいいんだろ?」

いつもガバッと入れてしまう私なので「そうか」と逆に教えられた気分だ。

私「はい ここに洗剤をいれて」
父「洗剤ならここにあるぞ」と父が取り出したのは 何と漂白剤のボトルだった。

私「はい 次は蓋を閉じたら ここのボタンを押して」

電源のボタンには入・切と表示されている。
一つのボタンをぽんと押すだけなのに 今は入だなと一生懸命 切の文字に触れないようにしているのでなかなかスイッチが入らない

私「お父さん 今は電源を入れるときだからこのボタンをぽんと押せば自然に電源が入るから 切の文字は気にしないで大丈夫です」

父「そうか・・」
私「そしたら次はスタートボタンを押してね。

父「あっ 水が出てきた 水道の蛇口はかまわなくていいのか?」

私「ここに30分と出てるから 30分したら終わるからねー」
父「ありがと ありがと」

87歳にして初めての洗濯機デビュー・・自分でやってみようとするその気持ちには頭が下がるが 今まで全部おばあちゃんがやってくれていたんだという事をあらためて知った。

夕食の時その後の洗濯劇の結末を聴いてみた。
私「おじいちゃん 洗濯物は大丈夫でした?」

父「途中で心配になって見に行ったらまだ15分しか経ってなかったから、また見に行ったよ」
私「ちゃんと干せれた?」

父「干したけど 何か黒い点々がいっぱいついていた」

そうかおばあちゃんがいなくなってから離れの洗濯機は使っていなかったので 洗濯槽にカビが生えてしまったんだな

「洗った後 蓋を開けておくと良いかもしれないですね」
「そうか・・」

それで夫を待っている間に洗濯の順番のイメージトレーニングをしようと思い立ち「お父さん今日の洗濯機の使い方を思い出してみましょうか?」
と提案する。
「えーとまずは蓋を開けるんだったな・」

言葉を詰まらせながら、私の誘導で思い出そうとしている。

「もう一度 一緒に見てもらわないと 自信がないなー」
「はいはい何度でも 行きますよ」

ここで私は実感した。日常生活の中で今までやったことがないことに挑戦する事が一番脳トレになるんだと言うことを

しかも自分からその気になったおじいちゃんはやっぱりすごいと思ったので
「お父さん すごいですね! お父さんが洗濯してくれたら私助かります」と素直に褒めると
思わずおじいちゃんが言った

「OK牧場!」

父との夕食時の会話が楽しみになってきた

 

 

世界の山ちゃんを引き継いだのは「てばさ記」奥様だった

 

 

 

 

 

木鶏クラブハウス(2022/2/10)は致知(2022年2月号)より

「第一線で活躍する女性」で登場されたエスワイフード代表の山本久美さん

「主人が遺したものを引き継ぎ伝承する」 の記事を紹介しました。

 

山本さんはコショウ辛い手羽先で有名な名古屋発「世界の山ちゃん」(全国に60店舗 展開)を創業されたご主人が2016年に突然59歳の若さで亡くなった後 会社を継がれたそうです。

亡くなった時は3人の子供さん(一番下が小学校1年生)を抱えた専業主婦だった山本さんが如何にして代表になったか。そのマインドと素敵なストーリーに私の目は釘付けになりました。

インタビューの内容をご紹介します。

企業理念は「立派な変人たれ」

山本:

この「立派な変人たれ」という理念は主人がよく口にしていた言葉で「立派な人間になる」「明るく元気にちょっと変」ということ。

「立派な人間になる」とは人として立派になろうと努力すること自体が大事だとよく言っていました。

「明るく元気にちょっと変」には「ユニークで面白い」だけでなく「変化をする」という意味も含まれます。

主人も真面目で変な人でした。店舗が非常に忙しい多忙で社員同士がギスギスしていた時に行われた会議では7色のアフロの被り物をして大真面目に出席したと聞いています。

会社を継ぐ覚悟が決まった時

山本:

結婚してから専業主婦で3人子育てをしていましたが、2016年8月21日に突然 主人が大動脈解離で亡くなりました。

後継者の事で悩んでいる私の思いが定まったのは「てばさ記」という店舗通信がきっかけでした。

私は仕事にはほとんど関わっていませんでしたが結婚後に主人から、料理を待つお客様の気が紛れるように、店舗に貼り出す瓦版通信を作ってほしいと依頼されて、以後毎月1回「てばさ記」を休まず発行し続けていたんです。

葬儀などでバタバタしている間に次号の「てばさ記」の締め切りが近づいてきた時、心配して社員から「今回はお休みしませんか?」と言われて「私への配慮なら入りません」と返事をしました。その瞬間、主人への思いだけでなく、会社やお客様に対する熱い思いが自分の中にもあることに気付かされたのです。それで代表に就任する決意が固まりました。

トップダウンからボトムアップの組織へ

山本:

主人は人をとても大切にする優しい人でした。

汚い所の掃除など非田尾が嫌がる仕事を率先してやっていましたし、給料明細書も毎月必ず東京と名古屋に分かれている150名以上の全社員に手渡ししていました。この2つは私にも出来る事なので、代表になって以降実践しています。

一般企業に初めてしかもトップとして入った私は分からないことだらけだったので、分からないことは分からないと素直にさらけ出し、幹部だけでなく、一般社員の皆にも本当によく助けてもらいました。

社員達もそれまでのトップダウンの体制ではなく一人ひとりが「自分たちがやらねば」という自覚をもって行動してくれるようになりました。

会社や「山ちゃん」ブランドに対する愛情を持った社員が非常に多くて、社員一人ひとりの中に「主人が生きている」と感じる節がよくありました。

スポーツも経営も「努力に勝る天才なし」

山本:

私は小中高と様々なスポーツをしてきてすべての部活で主将を任せていただいた経験が仕事にものすごく活きています。

主人ともよく、チームスポーツと経営は似ているという話をしていました。

スポーツで言えば監督、レギュラー選手、控え選手、会社にとっては社長、幹部、社員と皆がそれぞれの役割を果たさなければいい結果は生まれません。

私は中学生時代、後に桜花学園高校バスケットボール部を67回の日本一に導いた名将・井上眞一先生の下でバスケをしていました。小学校の教員になりミニバスチームを立ち上げて監督をしていた時に、井上先生が私のチームの練習に来られたことがあり、子供達にこう声を掛けてくださいました。

「全員が自分の役割と皆の役割を理解して、100%その役割を果たし切ったら絶対に全国優勝が出来る」

 この言葉を聞いた子供達は目の色が変わって、試合に出られない子も「自分にはチームとしての大切な役割があるんだ」

と自覚し一つひとつのプレー、ボール拾いなどを一所懸命に取り組むようになりました。こうした教えのおかげで、監督をしていた5年間に3度の全国優勝に導いてあげることが出来ました。

家庭との両立について

やっぱり大変ですが、会社も子供たちも主人が遺してくれたものをきちんと立派に育てたいという気持ちは変わりません。私がかけてあげられる愛情は食事くらいしかないので、食のことだけは手を抜いてはいけないと思い、毎朝、3食分を作ってから出勤しています。

 

❤山本久美さんの座右の銘 : 努力に勝る天才なし

❤山本代表の記事は こちらから→ も見れます

 

❤この記事の中で私のこころが「いいね!!」ボタンを押した所

 ○お店の瓦版通信の名前が「てばさ記」すごくセンスがいいと思いました。

 ○企業理念「立派な変人たれ」 変人の意味が明るく元気にちょっと変というユーモ アと「変化をする」の変の意味もあるなんて奥が深いと思いましたし楽しい感じがしました。

 ○東京と名古屋にいる社員150人に毎月給料明細を手渡ししていたご主人もすごいけどそれを継いで実践している奥様もすごく偉いし、なかなか出来る事ではないと思いました。

 ○「全員が自分の役割と皆の役割を理解して、100%その役割を果たし切ったら絶対 に全国優勝が出来る」と言って実際にチームを全国優勝に導びかれた井上眞一先生のお話

 

今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

 

今回ご紹介した記事は 人間学を学ぶ月刊誌「致知」からお届けしました。

致知に興味のあるに方は

見本誌(バックナンバー)を致知出版社からプレゼントしていただけます。

https://www.chichi.co.jp/specials/mihon-sample/

紹介者情報: 待井恵理子(会員番号「20185305」

     メールアドレス supereriko999@gmail.com

 

 

♡clubhouseのご案内

 木鶏クラブハウス:毎週木曜日夜8時~ 

 

致知に掲載されている記事をご紹介し 

皆さんで感じたことなどシェアしています。

興味のある方は是非遊びに来て下さい。

お待ちしています。

 

 

おじいちゃんが私に気を遣ってくれた

 

 

 

 

 

私 寝落ちしてた!

いつものように夫と父と私の3人で夕ご飯を食べて
いたときの事だった・・・

父が突然こう言い出した

父「えりさんは夕べは機嫌が悪かったかい?」

私「えっ? どうしてですか?」

父「なんか知らんが急に下を向いて 何もしゃべらなくなってしまったから・・」
私「・・・・・(あっ!私寝落ちしてたんだ)」

夫「お母さん 寝てたんだよ」と説明してくれた

ちょっとほっとしたように・
父「そうか それなら良かった わしがまた何か変なことを言って気分を悪くしたのかと思って・・」

えっ おじいちゃんが私に気を遣っていたなんて
そんな発言今まで聴いたこともなかった私はびっくりした。

夫は「今までもよくあったよ」

電話してて急に声がしなくなったと思ったら
寝てたり・・と昔の話を暴露している

人に気を遣うこと そしてそれを口に出すこと

父の言動は確実にしっかりしてきた

そして 居なくなったおばあちゃんに会いたいという思いが伝わってくる

おばあちゃんがいなくなったお話はこちらから見れます→

私は提案した

「おじいちゃんとお父さんと私で おばあちゃんを迎える 

プロジェクトチームを作りませんか?」

父「???」

私「まずは体の弱っているおばあちゃんがどうしたら生活出来るか それぞれが役割分担して考えるというのはどうでしょう」

父「そんなに悪いのか・・」

本当は おじいちゃんが優しい言葉をかけてあげるのが一番ですよと言いたいのをぐっとこらえて 

私「皆で 自分が何ができるか 考えてみませんか?」
父「・・・・」

さあこれからおじいちゃんがどう動くか・

楽しみになってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

密室の怪事件

 

 

 

 

 

 

猫が2階から飛び降りてきた

「ただいま-」誰もいないのは分かっていたけど

元気よく玄関の戸を開けて入ってきたときのことだった。

我が家は玄関を入るとすぐ右手に2階に上がる階段があるのだが
その2階から 何かが勢いよく降りてきて私の目の前を通り過ぎて行った

「ぎゃー!」
誰もいないという前提でいた私は気絶しそうなくらいびっくりした。

しかも家の中にいるはずもない最近我が家の周りに良く出没する 

大きな白い猫だった。

相手も相当驚いたらしく部屋のガラス窓から逃げようとして必死で飛び上がっている

窓越しに見ているのとは違い目の前で外に出ようとしている猫の大きいこと

猫や犬が本来苦手な私は「きゃー きゃー」言いながら 
大きなガラス窓の戸をやっとの思いで開けて

「こっちから 出てって!」と叫んだ!

やっと出口に気づいたその大きな白い猫は 脱兎のごとく飛び出して行った。

ドキドキハートを感じながらも次に私が思った事・・

「どこから入ったのだろう?」

そして家中の戸を確認した。

何とどの窓や戸もしっかり閉まっているではないか・・
「???」
密室の殺人事件というのは名探偵コナンでよくある話だが
まさに密室の野良猫侵入という怪事件が発生した!

そして おじいちゃんと主人と3人の夕食の時
今日の怪事件を話した・・・

そこで謎は解けたのだ・・・

最初は「そうか・・」と人ごとの様に聴いていたおじいちゃんだったが

次の瞬間 「あっ!」という表情の変化を私は見逃さなかった。

「おじいちゃん何か心当たりでも?」

いつもは頑固なおじいちゃんが 今日は素直に
「犯人はわしじゃ・・」と白状した

我が家は母屋とおじちゃんが住む離れを主人がDIYで松の廊下のような渡り廊下を作ってくれ、それが架け橋となっている。

そして何か用事があるときはその渡り廊下をおじいちゃんは杖をコツコツとつきながら母屋に来る。

今日は新聞を取りに母屋に来てその時に出入り口の戸を開けたままにしていたらしい。

2時間くらい経ってまた用事で母屋に来たときに戸が開けっぱなしになっている事に気づき閉めたという事だった。

その白い大きな猫はその間に家の中に入り そして戸を閉められて出るに出れなくなって家の中にいたんだと

名探偵コナンチームは結論づけた。

「それは すまんかったのう」今日はやけに素直だ

主人は続ける・・「今度は仲間を連れてくるんじゃないかなあ・・」
「それは絶対 いやー!」と叫ぶ私

「えりさん 悪かったね 今度はしっかり閉めるからなー」
「おじいちゃん頼みますね」

ちょっとしょげているおじいちゃんが なんだか可哀想になって

「でも 昼間おじいちゃんが 離れに居てくれると思うだけで 留守にしていても安心していられるんですよ」
と言うと

「そうかー じゃあお休みなー」と松の廊下をコツコツ音をさせながら おじいちゃんは離れに戻って行った。

後ろからついて行って部屋まで見送る時かなり背が丸くなってきた背中をさすって

「今日は少し背が伸びた感じですね」という私に

「えりさん ここでいいでね おやすみ・・」

今日も無事に終わって良かった
おじいちゃんのおかげで エピソード満載な毎日に夫婦の会話も増えた気がする。

 

 

 

私のOTマインドに火がついた

 

 

 

 

 

3人の生活のスタート

おじいちゃんが退院してきて,私たち夫婦と3人の生活が始まって2週間が経った。

だいぶ生活のリズムが出来てきたと思った頃 コロナワクチン接種の日がきた。
私はおじいちゃんを車に乗せて接種会場であるクリニックに行く事になった。

その道中のこと・・

脇道に入ろうとして私の車が通り過ぎるのを待っていた車に
私はどうぞお先にというようにパッシングで合図した。

 

それを知らないおじいちゃんは 前方からこちらに来る車に向かって
「早く行け!」と叫んだ。

(何をそんなに焦っているのだろう? 時間はたっぷり余裕を持って出かけてきたのに・・)

そして交差点で右折するために、流れが止まるのを待っていた時、
「車が多いな!」と怒った様に誰に言うともなく大声を発する。

(私の車は軽で小さいので 近寄ってくる車が怖く思えたのかな?)

その時 私はすべてを悟った。

これだ!

このおじいちゃんの言霊の悪さにやられたおばあちゃんは

そばに居ることを拒絶してしまったんだ。

 

おばあちゃんが行ってしまったいきさつは こちらから→

 

今までならお舅さんにもの申すなんて事はなかった私も
これが今から一緒に暮らす人かと思ったら 悲しくなった。

そしてその言霊の悪さがおじいちゃん自身にもいい影響があるはずはないと

とっさに
私「お父さん 今日はお父さんを乗せているから 私も安全運転で行きますよ。
  道路は譲り合いで 安全だから・・」と

父「そうか・・」 少し声のトーンが落ちてきた

そしてその瞬間に43年間OT(作業療法士)として働いてきた私のOTマインドに火がついた。
目標「おじいちゃんの言霊を良くする」

私の今まで培ってきた経験を総動員しておじいちゃんの言霊をよくして 

心も体も健康になってもらおう。

一番難解な事例は 一番身近にいた。

そして 無事にワクチン接種が終わり 帰り道
私「今日は歩きがしっかりしてきましたね。」

父「そうかな 自分じゃ分からんけど」

私「この前はこの坂で 息が切れてたですよね」

父「そういえば そうかな・・」
私「昨日少し散歩に行ったからじゃないですか?」

父「そんなもんで変わるのか?。」

私「お父さんそんなもんで変わるんですよ。私もずっとそういう仕事してるから
  分かるけど ちょっとしたことで変わるらしいですよ」

父「そうか・・」

いつもは混み合うことで有名なそのクリニックだが 今日は誠にスムースに終わり

帰りの車の中 おじいちゃんは楽しみにしていた卓球の試合がまだ見れそう
な時間に家に着いたことに満足して 珍しくこう言った。

父「今日は調子よく来れたな・・」と  (おっ 前向きな言葉がでたぞ!) 

すかさず 私「お父さんがいつも頑張っているから 神様がそうしてくれたんじゃないですか・」と言うと 

何と何と そんな表情今まで見たことのないほどの笑顔と声で

父「えりさんも嬉しい事行ってくれるじゃないか!」

もしかしたら今までおじいちゃんてあまり人から褒めてもらったことが

ないのかなと思った。

よしこの褒め褒め作戦で行ってみよう!

かくして私のおじいちゃんリハビリ大作戦は いよいよスタートした。

 

心のチューニングの話に共感した方からメッセージが届きました

 

 

 

 

 

 

心のチューニング

先週の木鶏(もっけい)クラブハウス(2022/1/27)では武田双雲氏のお話をお届けしました

その中で 私が一番好きな箇所としてお伝えした箇所が双雲氏がいつも心懸けている心のチューニングの話しでした。

双雲氏は書には自分がそのまま出る。だからその時繕ってもダメ。日頃から心を整えておく努力、習慣が大切だと話されています。

「すべてに感謝」書道家:武田双雲|木鶏クラブハウスより

そして今日 そのクラブハウスに参加されていた方から 

メッセージが届いたのです。

今度のクラブハウスでは 皆であの「心のチューニング」の話の談義をしませんか・・

先週の話に共感してくれた方がいる。もう少し皆でシェアしたいと思って居る方がいる。と思うだけで心が温かくなりました。クラブハウスの魅力を感じた瞬間でした。

心の共感・声だけのお付き合いでもその方の気持ちが伝わってきます。まさに声は周波数だから・・より共鳴しやすいかもしれない・・

という事で今週(2022/2/3)の木鶏クラブハウスでは 心のチューニングという事について皆さんと楽しくシェアする会にしたいと思います。一緒にお話して下さる方大歓迎です。お待ちしています。

 

❤木鶏(もっけいクラブハウスのご案内

  毎週木曜日 夜8時~(30分)

 

 

 

 

 

 

 

おばあちゃんが妹夫婦の家に転居しました

夫の両親と同居する事37年

80代後半の二人は結婚してもう半世紀以上一緒に生活していた事になる。

それが・・それが・・

ここに来て  もう人生の残りの大切な時間だというのに
おばあちゃんが夫の妹夫婦のところに行ってしまった。

おじいちゃんが入院している間に・・

おじいちゃんは言葉の暴力でずっとおばあちゃんを苦しめていたらしい
それが入院したことをきっかけに今までの積もり積もった感情が出てきて 恐怖にまでなり
帰って来るおじいちゃんを受け入れることが出来なくなってしまっていた。
現実を受け入れられなくて 少し認知症の様になってしまっていた。

入院先のおじいちゃんから用事があってかかってくる携帯電話にも出られないくらい・・

そしてその話を聞いた妹夫婦が「二人が一緒に居ることは良くないから家に
連れて行きます」となった。

入院中に一応おばあちゃんの体調不良を理由に転居する事を説明し
「仕方がない」と言ったおじいちゃんだったが
退院してきてそのおばちゃんの居ない空虚な感じに悲鳴を上げている。

そこに居るのはあれほどおばあちゃんを恐怖に落とし入れた暴君とはまるで別人のような
「おばあさんはいつ帰って来るんだ?」を連発する弱りはてた見るも無惨なおじいちゃんの姿だった。

それを見て私は「だったら何で優しい言葉をかけてあげなかったの?」・・

と心の中で責めている・・

優しい夫は「一番かわいそうなのはおじいさんなのだから それは言ってはいけないよ」と
それで言いたい気持ちをぐっと我慢して このおじいちゃんと夫との3人の生活がスタートした。

私はそれを熟熟年別居と名付けた。

こんな小説の様な物語が目の前で繰り広げられる事の意味は何だろう。

おじいちゃんはどうしてそういうことになったのか想像もつかないみたい。

今から私が出来る事は何だろう?

❤夫とのコミュニケーションを今まで以上にとって心を通わせる事。
(今まで分かってくれているだろうと思って言わなかったことが分かっていなかったという事が多かった様な気がする。)

❤落ち込んで居るおじいちゃんが少しでも心が明るくなるように話しかける こと。

❤美味しいご飯を作ること。

おばあちゃんとの37年間 いっぱいお世話になったけど 私も悔いはない。
貴重な経験をさせていただいた事に感謝の気持ちでいっぱいです。

おじいちゃんのことは私たちに任せて下さいね。

 

 

 

三日月と金星とオレンジ色の曙の空と・・

「もう2日たったら 金星と月が近づいて来るよ」

朝のウォーキング仲間のHさんがまだ暗い公園の遊具場で教えてくれた。

6時でもまだあたりは暗く 地球照のある三日月とだいぶ近づいてきた金星が明るく輝いている

同じような朝の空の風景は何回も観ているはずなのに最近ブログを書くようになってから何を見てもブログの題材になるような気がしてくる

いつもより長く観ていたいという気持ちに思わず足が止まり
この刻々と移りゆく天体ショーの美しさに思わず目を奪われる

朝のウォーキングは冬はつらい
まだ暗い中 寒さが身にしみる

でも毎日続いているのは仲間がいるから

少し顔を会わさないと「どうしてた?」と心配してくれる人が何人かいる

怠け心の強い私にはもうこれしかない

一人では続かない

そしてこの朝のウォーキングのおかげで健康な体をキープさせてもらっている。

そして毎日 朝目が覚めたこと 歩ける足があること 振れる手があること 

鳥のさえずりが聞こえる耳があること 呼吸ができること お早うございますという声が出せること そしてこんな美しい天体ショーが見える事

今日も幸せな気分で帰って来る

そして帰って来る頃には東の空にある三日月と金星を包み込むような 深いオレンジ色の暁の空がもうすぐ朝が来るよ・・と告げている

今日も歩けて良かった・・

ありがとうございます